お雑記

おお我が憩い

ベルリン、わが愛

駄目だ。
素敵な良演出もあったが、その内外で細かいところが目についた。耳にもついた。
当然ナチスは持て余していた。
映画万歳、レジスタンス、愛、何を見せたかったにしても中途半端で、登場人物もうまく活きていない。
題材の選択を失敗している。

と思いました。


それでも行って良かったと思えたのは、
エトワールの玲瓏たる歌声を拝聴したとき。

頭上の止水を雫が落ち打つ。感服。
天彩峰里。
この公演最も価値高い場面。



どうしても気になったのが終盤の映画撮影のシーン。
親衛隊の手が迫るが、撮影を続行するテオは最後の台詞を変更し、ジルがそれを高らかに演じる。
しかしカメラが回り、演技を始めたジルの台詞の途中で外野にいた誰かが
「これは……!」
と喋り始めてしまう。
誰にも聞こえていないとか、心の声の体なのかもしれないが、これは良くない。
トーキー映画をメインにしてる分なおさら良くない。
ここはクライマックスなのでいよいよ良くない。
映像関係の人なんかはギョッとすること間違いなしだ。
せめてカットの声が掛かってからにしてほしかった。
せっかくの映画が完成しない。
「女優が…まだ喋ってる途中でしょうが!」